男の隠れ家 我楽多亭

オーディオ、音楽の趣味の数々を楽しんでいま~す。

周辺機器27【未知の8トラック・デッキをゲットしたが・・・。】NO.350

1週間のご無沙汰で~す。


◆◆◆◆ ◆◆ 8トラック・デッキ ◆◆ ◆◆◆◆

今まで、オーディオ、映像機器をほとんどゲットしたが、唯一8トラック・デッキを
触れていなかった。音響カラオケで一世を風靡したが、ピュアなオーディオ機器
とは言えないと、馬鹿にしていた。


もっとも別な用途として、以前西銀座のラジオ局・サテライト・スタジオで、

音楽、コマーシャルを8トラックテープに前もって録音して、生番組の番組中に再生
していた光景を思いだす。


◆◆◆◆ ◆◆ 遂に8トラック・デッキをゲットしたが・・・!。 ◆◆ ◆◆◆◆

ヤフオクで、新品・未使用の8トラック・録再デッキを見かけ、フラフラとオークションに参加、13000円でゲットした。
【写真①】:送られてきた箱

【写真②】:8トラック・録再デッキ本体

【写真③】:8トラックテープ

カラオケ用ミュジック・テープをハード・オフで2本購入(110円/1本)、
再生してみたが、鳴らない!
新品・未使用といっても20年ぐらい前の商品、パーツが経年劣化したのか?!

返品しようと、商品提供者に連絡をとるが、返事がない!。 トホホホホ!。



◆◆◆◆ ◆◆ ブログ再掲載【男の隠れ家 我楽多亭NO.49】◆◆ ◆◆◆◆

 
 投稿日:2013年 5月13日(月) 

【スピーカー編⑱ NO.49】

 1週間のご無沙汰で~す。

前号 巴里の旅行記の補足だす。

事 務 局 : ち ちょっと待った!(かなり焦っている)通巻46号「島原の旅」、通巻48号
「巴里旅行記」と立て続けに旅の特集になっておる。お恐れながらメグの会会長からオーディオとジャズに絞り、品位をもって当ブログを運営するようにと強いお達しが出ておる。こんな塩梅だと即刻廃刊になるで~(どこの地方の方言か?)

コロちゃん(我楽多亭亭長): は~い!分かりやんした!(馬耳東風か?)
今週号は好評(?)「おもしろスピーカー、珍品スピーカー」の第3弾です。その前にちょっと・・・

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今回の旅行のメインエベントは通巻48号で触れました『薔薇と光の画家アンリ・ル・シダネル』と、今回取り上げます 日本人として初めて国際的な成功を収めた、特にフランスで活躍した藤田嗣治(1886~1968)(ツグハル・レオナール・フジタ)の足跡を訪ねて!だす。

【写真④】の番号順に説明します。

藤田嗣治の絵はフランスではパリ市立近代美術館①とランス美術館に展示されています。乳白色のフジタ画伯特製の画材を使用した裸婦が特に有名です。残念ながらルーブル美術館オルセー美術館等には展示されていません。

1年半前の2011年9月にパリ東駅からフランス新幹線TGVに1時間半乗り、パリから142km東北東ランスに降り立ちました。ランスはシャンペンの生産で有名なので、まずシャンペン工場見学をしました。
飛ばしますが④の写真はシャンペン嬢が説明してくれるのですが、現地語で何を言ってるのかわからないし、自慢たらたらの工場見学が延々と続き疲れ果てた。ようやく2時間後お目当てのシャンペンの試飲となりました。しかし期待に反し1杯のみ。2000円も払ったのに。ブツブツ・・・


③の奥にあるのがフジタ礼拝堂外観、④はフジタが礼拝堂内の壁に描いたフレスコ画です。
奥にフジタと君代夫人の墓があります。1666年ランス市に寄贈され、ランス美術館が実務管理しています。
ここでわかったことですが、当時のフジタのパトロン(後援者)はランスのシャンペンメーカーMumm社ルネ・ラルーであり、礼拝堂の建設そしてフジタの個人的な支援もしていたようです。



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さて 前にも触れましたが、今回の旅行のメインエベントはジェルブロワのアンリ・ル・シダネルの館
(通巻48号掲載)とそしてフジタが晩年住んでいた家「メゾン・アトリエ フジタ」を訪ねることだす。

パリから南西30km離れた郊外の村にその家があります。ここにたどり着くのに一苦労しました。パリ市内には地下鉄・トラムが東京と同じく14路線。反対方向に行かないように注意。エスカレータ、エレベータそしてトイレもない超不便。乗り継ぎもややこしく交差。さらに郊外線RERは地下鉄の駅と離れている。しかも駅名が違う。地下鉄の切符でBERに乗って現地精算はできない。キセル扱いとなり日本円で4000円ぐらい違約金をとられる。郊外線RERの切符売り場を探すのにも一苦労。

ようやく最寄駅BERマッシー・パレゾー駅に到着。
駅前の広大な広場にバス停が10数箇所。あっちいたりこっちいたり迷う。
遂には停車中のバスの運転手に該当バス停を通過するから乗れと言われ、ご親切にも連れっててもらった。フ~

⑤がそのバス停。⑥バス案内ボードでは91・06なのにさらに末尾A、B、C、Dと分かれ微妙に行き先
が違う。変なところまで行ってしまうと、二度とパリに戻れない!(大袈裟な!)
どうにか乗り込み、バスの運転手にメモを見せて着いたら教えてくれとお願い。

⑦村入口のバス停に降りる。

⑧あたりを見渡すと、村らしきものがない!

⑨やっとの思いで「メゾン・アトリエ フジタ」を見つける。
⑩家の正面
⑪庭から見たフジタ邸。
家の中は撮影禁止、1階がリビング、キッチン等生活フロア。
2階フロアがアトリエ。画材、ミシン、木工カッティングマシーンもあり往事を偲ばせられる。フジタ亡き後君代夫人が20数年一人で家を守ったそうだ。


見学後⑦のバス停で待つ。最寄駅BERマッシー・パレゾー駅に着くのか最後まで心配だった。
郊外線BER駅の切符売り場は駅のそばには見当たらず、離れていて探すのに一苦労。見学の采配はコロちゃん。奥方は金魚のフンみたいにくっついているだけにも関わらず、その後の見学を切り上げ、ホテルでダウン。疲れからか。
フ~
翌日は元気になり蚤の市に行く。


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「おもしろスピーカー、珍品スピーカー」の第3弾です。

通巻40号をめくってご覧下さい。
1965年(昭和40年)当時の松下電器(現パナソニック)がオーディオ業界に乗り出す。
オーディオブランドとしてテクニクス命名。その第1号機としてテクニクス1を発売。その後スピーカーを立て続けに販売。1975年(昭和50年)にテクニクススピーカーのエポックメーキングとなるリニア・フェイズスピーカーシリーズの第1号機 テクニクス7(SB-7000)
発売。【写真⑤】

リニア・フェイズの音の効果も抜群。世界中のスピーカー開発に影響を与えた。
小さなスピーカーユニット程後方に設置し周波数特性の平坦化をめざし、リスナーにとっては低音から高音までつながりの良い刺激のない音楽を聴ける。

スペックは下記のとおり。
ウーハー(低音用):35cm コーン型
ミッドレンジ(中音用):12cm コーン型
ツィター(高音用):3.2cm ドーム型
出力音圧:93db
キャビネット:84.5cm(高さ)×48.0(幅)×41.0(奥行き)
重さ:36kg
定価:18万円/ペア

日本のオーディオ市場でテクニクスありと知らしめた。



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翌年1976年(昭和51年)テクニクス7の2分の1サイズを販促用に作ったところ、業界関係者から欲しいとの要望大。そこで当時大ヒットした007の映画をもじって「テクニクス007」として、2000台限定発売。すぐ売り切れ3000台追加した。【写真⑥】

スペックは下記のとおり。
ウーハー(低音用):20cm コーン型
ミッドレンジ(中音用):6cm コーン型
ツィター(高音用):2cm ドーム型
出力音圧:91db
キャビネット:50.7cm(高さ)×28.8(幅)×22.5(奥行き)
重さ:9kg
定価:10万円/ペア

購入経過:今から13年前の2000年8月 13,400円/ペアで購入。美品。

肝心な音ですが、刺激のない音。低音は豊かで朗々と鳴る。長時間聴いても疲れない。ジャンルは問わない。